お久しぶりです、さくらです。前回の更新から、だいぶ間があいてしまいました。いろいろあってバタバタしていたのと、メンタルが不調で更新できていませんでした。
その間に、SRS(性別適合手術)を受けて、性別を変えて、結婚しました。ここまでこれたのも、産み育ててくれた両親や、今までお世話になった方々、応援してくださったみなさまのおかげです。とても感謝しています。
人生で大きいイベントが立て続けに起きたことで、メンタルが不安定になってしまいました。それぞれはうれしい変化ですし、こんなことを書いたら贅沢だと言われてしまうかもしれませんが、手術や結婚などは結構心理的な負担も大きいものです。
性別適合手術後に自ら命を絶ってしまうケースが少なくないといわれています。私も、手術はうれしいことなのに、そんなことあるわけない、と思っていました。しかし、今なら理解できます。
私の場合は、睾丸摘出から時間がたってから、SRS(性別適合手術・性転換手術)を受けましたが、睾丸摘出を同時に行う場合、手術の負担にホルモンバランスの変化にともなう負担も合わさって、残念な結果になってしまうということもありうると思います。
手術をしても、なかなか思うような効果がでるとは限りません。私の感覚では、手術して生活が大きく変わったかというと、あまり変わってない気がします。また、手術は絶対にしなくてはならないものではないです。
手術をするときは、メリット・デメリットや今後の生活をしっかりと考えたうえで、体調だけでなくメンタルヘルスも整えて臨んだほうがいいというのが、私にできるアドバイスです。
ガイドラインに従った治療では、ジェンダー委員会の「判定会議」なるものがあり、ホルモン開始やSRS前には、その治療をするべきかどうか、慎重に判断します。私は、ガイドラインによらずに、SRSを受けましたが、少しでも迷いがある人は、ガイドラインに従った治療を受けることをおすすめします。
自己判断による女性ホルモンの使用や手術は、自己責任です。今後、女性として生きていくという覚悟や見通しがなく行うと、後悔する可能性が高いです。
私は、自分のした選択に後悔はしていません。手術をしてよかったこともたくさんあります。今後、手術のことや性別変更のこと、結婚のことなど記事にしていけたらいいなって思っています。
今後ともよろしくお願いします。さくら
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