こんばんは! 今日は寒いですね。暖かい日が続いていたなあと思っていたら、昨日あたりから寒くなってきたりして。体調をくずされていないでしょうか。

今回は、性別移行(女性化)を始めようか迷っている人に向けて、どう考えたらいいかを紹介します。もう始めてしまっているMTFさんも、「女性になる」ということはどういうことか、再確認してみてください。

 

性同一性障害・性別違和(MTF)だからといって、必ず女性化(性別移行)をする必要はありません。自分の性別(男性であること)に違和感があったり、自分が女性に属していると感じていたりしても、元の性別のまま生きる選択をする人もいます。社会的な立場や健康、そして金銭面といった理由から、本当は性別移行をしたいけど、できない人もいるでしょう(つらいですよね、こういう決断をした方々は立派だと思います)。

また、女性として生きようか、それとも元の性別のまま我慢して生きようか決めるときは、自分の身体の条件も考えとますよね。例えば、身長や体格、女顔か男顔か、女性化を始める年齢などの要素は、女性化を始めた後、どれだけ女性に近づけるかに影響します。

男性として生まれたMTFが女性として生きていくのは、決して楽な道のりではないです。女性ホルモンや手術で健康な体に手を加えますし、治療費などのお金もかかります。そして、女性化を進めることで、周囲の人々から好奇の目で見られたり、偏見や差別に苦しめられるといった、新しい悩みもでてきます。もちろん、性別移行が進んで少しずつ女性らしくなれば、苦労することは少なくなります。それでも、どれくらい女性に近づけるかや女性らしくなるまでにかかる時間は人それぞれです。

 

ところで、性同一性障害(MTF)は身体が女性に近い人だけがなるのでしょうか。そんなことはありません。身長や体格に関係なく、心の性別と身体のミスマッチは起こります。例えば、多くの人が「男らしい」と感じる体格をしている人も、女性として生きたいと思っているかもしれません。私も「神様のいじわる!!」って何度もせめました。

性同一性障害は「男の子が女の子みたいに育つ病気」と誤解されることあります。そう考えていると、性同一性障害(MTF)の当事者は女性らしい人だけだと、思ってしまうかもしれませんね。しかし、本当に性別違和があるかどうかは、見た目から判断することはできないのです。むしろ、心が女性なのに、あるいは、女性として生きたいのに、身体が男性らしいことが苦痛になります。

私は身長は高く、体格もいい方です。MTFの素質はあまりありません。そんなこともあってか、性別移行を初めてから、周囲の目を気にするようになりました。元の性別のまま生きていたら、気にしなくてもよかったことですよね。しかし、それはできませんでした。男性的な体が嫌で嫌で、少しでもその苦痛を取り除きたかったし、男性として扱われることは受け入れられなかったのです。そこで、困難なのは承知の上で、女性化することにしました。その結果、社会適応しにくくなってしまったことは事実だと思います。自らマイノリティとしていきることを選んだわけですから。それでも、少しづつですが女性に近づけたことで、身体に対する嫌悪感は和らぎました。また、身体が女性らしくなったことで、社会的にも女性として受け入れられやすくなったと感じています。

身体の素質がよくないなら、男性として生きるのが辛くても、そのまま生きる方が楽な場合もあるでしょう。しかし、身体の素質がないからといって、絶対に女性化を始めないほうがいいとは、いいきれないです。男性として生きることがどうしても辛くて、少しでもいいので、今よりも女性に近づきたいと思っていて、何があっても女性として生き抜くという覚悟があるなら、女性として生きたほうが満足できるかもしれません。

 

ただし、身体の素質がいくら恵まれていても、生まれながらの女性(純女)そのものになりたいと思っている人は、やめておいた方がいいと思います。女性化を始める目的が、「完璧な女性になること」だとすると、達成できるMTFはいないのではないでしょうか。絶対にできないことを目標に掲げて、それをするのは時間と労力がもったいないです。

例えば、私たち人間は翼がないので、空を飛ぶことはできません。いくら両腕をぴんと伸ばしてパタパタしてみても、疲れてしまうだけです。今、私もキーボードの前で、100回くらいパタパタしてみました。できないです。

もし、自分の力で空を飛ぶことに命をかけたら、一生できませんよね。ところで、空を飛ぶ方法はほかにもありませんか? そうです。飛行機やヘリコプターに乗ればいいでのです。チケットさえ購入すれば、その日のうちにでも空を飛ぶことができます。空を飛ぶという目的は同じでも、間違った方法を続けたり、理想が高すぎたりすると、結局うまくいかないと思います。

 

「女性になる」という目的も同じように考えられるのではないでしょうか。「女性として周囲の人に認められて、社会生活を送ること」を目標にするMTFさんもいれば、「絶対に元男性だとわからないほど、女性らしい身体になる」という高い目標を掲げる人もいるでしょう。また少数だとは思いますが「完全に(妊娠もできる)女性になる!」(不可能です)という高すぎる目標の人もいるかもしれません。どこまで達成できるかは、その人の条件でも変わってきます。自分の身体の条件や置かれた環境、立場を考えずに、高い目標を追い求めれば、消耗してしまいます。

なので、もし女性化の目的が、「完璧な女性になる」ということだったり、現在の自分の状況を考えないものであったりするならば、女性化するのはやめておいた方がいいです。結局達成できなかった時に、つぎ込んだお金や時間、そして失ってしまった「健康」は戻ってきません。

一方で、身体を女性らしい身体に近づけて、また女性らしさを身に着け、少しでもいいから純女さんに近づきたいという理由や、女性として周囲の人に受け入れられやすい身体になりたいという理由だったら、性別移行を考えてもいいと思います。そのうえで、やみくもに腕を動かすようなことをせず、正しい手順で性別移行ができるといいですね。

 

長くなってしまいましたね。まだまだ女性化を始めたばかりの私が“わかったようなこと”を書いてしまって、ごめんなさい。でも、間違って女性化を初めて後悔したり、女性として生きたほうがいいのに踏み出せずにいる人のために、あえて書かかせていただきました。お医者さんは教えてくれないかもしれませんが、実はとても大事なことだったりします。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます-☆。

いろいろ大変なことがあると思いますが、がんばりましょうね!

さくら

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