梅雨がまだまだ続いています。雨の日が続くと、気持ちがめいってしまいますよね。最近、洗濯物が溜まっています、さくらです。
さて今日は女声(オンナごえ・じょせい)の出し方について、最近思うことを書きます。
少し前までは、MTF・ニューハーフさんともに声については諦めている人が多かったように思います。どんなに綺麗なMTF・ニューハーフさんでも声は男のままとかよくありました。しかし、最近のMTF・ニューハーフは女声の練習を頑張っているなって思う人が多い気がしています。
女声が出せるかどうかは、他人に女性として見てもらえるか(パスできるか)どうかに大きく影響します。ある程度女性に見えれば女性として生活できると私は考えていますが、社会生活を送る上で声は重要だと思います。身長や骨格を変えるのはかなり困難ですが、声はがんばれます。完璧は目指さなくてもいいので、ぜひ女声の習得にチャレンジしてみてください。そういう私もまだまだ練習途中ですが…。
女声の出し方については、インターネットで検索してみるとさまざまな練習方法が紹介されています。男声と女声の両方使えることを目指す人、両声類(りょうせいるい)向けの説明であったり、オトコの娘やMTFのための説明であったりいろいろです。いろいろすぎて検索すればするほどわからなくなります笑
女声の出し方は、声帯や喉の構造に個人差があるのでいろいろですが、私は大きく分けて2つに分けられると思っています。
一つは、裏声と地声を混ぜて発声する方法で、ボイトレ用語でいうミックスボイスに近い感じです。女声初心者だと裏声だけで話そうとしてしまったりしますが、それだとキンキン声の不自然な声になってしまいます。そこで、裏声に地声を混ぜて、マイルドな高い声を出そうというわけです。
もう一つは、地声を使うんですけど、声の高さはあまり変えないか、少し高め程度にしておいて、女声らしい響の声を出す方法です。女声を出す方法として有名な、メラニー法もこれに近いと思います。これは喉を細める感じで、男声的な響きを少なくする感じで声を出します。男性と女性の声の高さ自体は、あまり変わらずむしろその響きや音色が違うことに着目した方法です。
練習方法としては、裏声と地声を混ぜる(ミックスボイス)の方は、裏声を出して、どんどん低い裏声を出していく練習をすると早く習得できると思います。
地声を女声の響きにする方法(メラニー法?)は喉を細めて、声の成分の低い部分を少なくするイメージです。地声か、やや高めの地声で、舌の中央部分を盛り上げて、鼻にかけた声を出す感じです。練習方法については、私もあまり詳しくないので、今回はあまり触れないでおこうと思います。
どっちがいいかと言われたら、習得しやすいのはミックスボイスの方かもしれませんが、最近は地声を女声的な響きにする方の方が優れているのではないかと感じています。
確かに、ミックスボイスの方が裏声を使うだけあって、かわいい声を出すことができます。私も女性化を始めてから長くこの方法を使って来ました。しかし、やはり裏声を使うだけあって、長く話していると声が疲れてくる感じがします。喉の中の声を出す部分である声帯が硬くなって来て、力を入れないと声が出なくなったり、低い方に裏返ることが増えてくる感じです。無理をして話し続けると喉を壊すと思います。
なので自然に話したかったら、地声を使う方がいいと思います。
ところで、私個人としては、ミックスボイスのかわいい声も捨てがたいので、使う場面によって使い分けたいかなと思っています。
例えば、かわいい印象を持ってもらいたい人との会話や、短い会話で済む場合はミックスボイスで話します。会話が長くなりそうな時や、気心が知れた人との会話では多少低い声になってしまっても地声を使った方法を使うようにします。
二つの方法で出す声があまり違わなくなるように練習が必要だと思いますが、がんばります。
ここまで、女声の出し方には大きくわけて2つの方法があるということ、自然に話すためには地声を女声的な響きにする方法の方がいいということを紹介して来ました。
今回の記事は、女声の出す方法が全くわからない初心者さんには難しい内容だったと思います。女声の出し方について詳しく知りたい方は、インターネットで探したり、本を読んでみたりしてみてください。女声をだすためのボイトレなんかもあります。もしかしたら、このブログでも女声の出し方について書いていこうかなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。