性同一性障害(MTF)やニューハーフさんは日々女性にらしくなろうと、努力しています。しかし、性別変更へのハードルは思ったよりも高く、せっかく見た目が女性でもひょんなことから性別が問題になることがあります。

それは、身分証明書の提示を求められたときです。健康保険証やパスポートをはじめ、多くの身分証明書には性別が記載されます。そのため、身分証明書を提示することによって「もと男性(女性)だった」という、性同一性障害の当事者にとって「究極の個人情報」が、知る必要のない人にまで知られてしまう可能性があるのです。

性別欄のない身分証明書はあるのでしょうか。また、戸籍変更前のMTFが女性として生活するのに役立つ身分証明書の取得方法を考えます。

ニューハーフと運転免許証

性同一性障害(MTF)やニューハーフの初期の段階の人にとって、もっとも都合のいい身分証明書は、運転免許証だと思います。理由は、性別の記載がないから!!! 昔はあったみたいですけど、いつからかなくなったとのこと。

今、車に乗らない人でも普通自動車の運転免許証を取る人が増えています。

おそらく、公的な身分証明書として使う目的でしょう。運転免許証は、パスポートや住基カード、マイナンバーカードなどと並んで、国内の身分証明では最強の書類です。銀行でも、区役所・町村役場でも、使えますよね。

このようなことから、身分証明書として使うために、運転免許証を取得する人もいます。教習所に通って取得するのが標準コースなのを考えると、かなり高い身分証明書ですよね~。

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ところで、昨年マイナンバー(個人番号)という制度ができ、マイナンバーカードの発行も今年になって本格的に始まりました。写真付きのマイナンバーカードは、身分証明書として使えるそうです。運転免許証に比べて、圧倒的に安く手に入ります。

しかし!!! マイナンバーカードには、性別欄があるんです(+o+) マイナンバーカードの関連法案が国会で議論されていたとき、性同一性障害を抱える人に配慮して性別欄をなくすべきだという提案もあったんですが、ほとんどスルーされました。

16際未満の子ども(原付免許年齢)やおじいさんおばあさんを含めて、国民みんながもてる「夢の身分証明書」は音を立てて崩れ去ったのであった。。

性同一性障害当事者にとって、唯一の性別がバレない身分証は引き続き、運転免許証のようです。

女性名に改名して、女性名の運転免許証を取得

戸籍上の性別を変更するには、性別適合手術(性転換手術)を経て、家庭裁判所の審判を受けなくてはなりません。ところが、性同一性障害の性別適合手術は健康保険がきかないため、手術費が高額になります。なかなか手術に必要なお金が用意できない方も多くいます。(私も、ぜんぜんたまっていません(;’∀’))

ある程度見た目が女性なのに、身分証明書が”The 男”。これでは、せっかくの女性としての努力が、報われないですよね。そこで、女性名に改名したうえで運転免許証をつくるのはいかがでしょうか。

名前の変更だけであれば、性別適合(性転換)手術の必要はありません。医師の診断書と新しい名前の数年ほどの使用実績があればほぼ、名前を女性名に変更することができます。

名前が女性名になったら、運転免許証を取得したり、すでに持っている方であれば、紛失したことにして再発行してもらったりすると、券面からでは性別の判断がつかない免許証になります。

(もちろん、写真は女性に見えるようにしないとです)

※すでに取得されている方で、ちょうど更新の時期が近ければいいですけど、そうでないときに氏名の変更をすると、裏面に手書きで記入されるだけです。なので、紛失したことにするか(シーっ。。嘘はダメですよ。。なくなっちゃったんです!)、新たに上位の免許(二種免許とか大型免許とか)を取るとか、次の更新まで待つかすると、新しいカードになります。

イジでも女性に見える写真を!

せっかく名前が女性名になっても、写真が”The 男”だったら、残念です。。なので、免許証の写真は、絶対に女性に見えるように取りましょう。

写真撮影

都道府県によっては写真持ち込みができることも

ほぼすべての都道府県で、持ち込み写真による免許証の更新を受け付けています。しっかりした写真館で、絶対に女性に見えるように撮影してくださいと注文して、納得いくまで写真を撮ってください。奇跡の一枚をもって、免許更新!

ただし、紛失時はだめとか、失効して再取得はだめとか細かい決まりがあります。また、写真についてもかなりうるさいです。なので、持ち込みを考えている方は、あらかじめ免許センターに確認したほうがいいです。

各都道府県警のホームページに写真の条件等が記載されています。

例えば、警視庁のホームページには写真のサイズや背景、表情などについての注意が書いてあります。

持参写真による運転免許証作成及び運転経歴証明書用写真のご案内 警視庁 (お住まいの地域によって異なります)

免許センターで写真を撮られる場合は

免許の写真って、評判悪いですよね。「指名手配みたいになった!!」とかいう声が、よく聞かれます。純女さんとかでも、気にする人は多いです。

とにかく、メイクをしっかりしていきましょう。男に見えないように、男らしさを隠すメイク(シェーディングetc)をするといいかもです。

それか、いっそのこと性別が判別できないくらい濃いメイク(あまりにもかけ離れていると、怒られます)をして撮ってもらいましょう。

そのうえで、写真を撮る前に撮影係の人に冗談をいったりして、リラックスして臨むといい写真がとれる、かも。私は「かわいく撮ってねぇ~(*´ω`)」って、ギャルっぽい口調で言いました(笑) 係りのおじいさんがにこっとして「大丈夫、かわいく撮るから!!」ってなって、リラックスして臨めました。

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まとめ

性同一性障害の当事者(MTF)が性別のわからない身分証明書を作るには、改名してから、運転免許証を取得することでできます。写真は、絶対に女性に見えるようにしましょう。

改名しても、戸籍上の性別を変更していない場合は、公式な場面での扱いは男性のままです。したがって、国家や地方自治体にからむ書類には本来の性別を記入してください。また、就職の際やアルバイトの際の性別も、正直に伝えたほうがいいです。

事実と異なる記述をした場合は、最悪、公文書偽造や私文書偽造等などの罪に問われる可能性があります。私は、自己責任で行政機関に提出する書類以外で大丈夫そうなものは「女性」と書いていますが、やはり臨機応変ではないでしょうか。

嘘といわれたら、ウソになるのかもしれませんけど、自分が「女性」だということは私の中では事実です(虚偽ではなく「誤り」なのです。。)し、何をもって「女性(男性と)」するかや、性同一性障害の当事者が心の性を書くこと是非については結構あいまいみたいです。

くれぐれも、悪用しないでくださいね。

 

 

 

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